中国紙・中国青年報が11日、「日本をもっと知ることは悪いことではない」と指摘する評論記事を掲載し、中国インターネット・ユーザーたちの注目を集めた。記事の内容は以下のようなものだった。
日本が一方的に釣魚島(日本語名称:尖閣諸島)を国有化してから、中国と日本の関係は氷点まで冷え込んだ。さらにここ10年ほどの両国の経済発展に関する変化や歴史問題により、両国国民の間に壁ができ、不信感が膨らんだ。現在のような緊張した関係を改善するためには、当局の知恵と決断が必要だ。一般庶民の段階から両国民の理解を促進し、緊張した関係を緩和、改善していく。これは大きな利益になることだ。
日本に関する本をもっと読み、日本に媚びるのではなく、日本のことをさらに知ろう。本を読むということは、原則論を放棄せずにさらに理性的に日本との問題に対処するということだ。重要なのは、歴史を忘れず、それでも恨みにはこだわらないこと。国民のレベルから両国関係を修復することは、両国とアジア太平洋地域、さらには世界にとって平和の福音となる。
この記事が中国版ツイッター「微博」上で紹介され、同国のネットユーザーたちからコメントが集まった。一部を拾ってみる。
「そんなことはない!知れば知るほど日本を好きになる。中国人が日本ファンになってしまったら、経済への影響は大きいぞ!」
「おっしゃる通り」
「勝つにはまず、己を知り、敵を知ることだ」
「日本の一般庶民を恨むべきではないが、軍国主義の安倍政権、そして右翼勢力は恨むべきだ!!」
「理性は抗日ドラマを拒絶することから始まる」
「日本人の中華文化に対する理解に比べて、中国人の日本に対する理解は哀れなほど少ない。しかも多くが当局のプロパガンダによって隠されている」
「自分たちが罪を犯しても認めないようなゴミ民族のことなんか、理解するつもりはない」
「それは日本人に言うことだろ。一方は加害者、一方は被害者。関係修復を持ち出すべきは、どっちかって話だ」
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