中国メディアによると、中国ではこの1か月間に白タクに乗った女子学生が殺害されたり、監禁・暴行されたりするなどの事件が相次いでいる。このため、白タクの取り締まり強化を求める声が強まっているのだが、27日の荊楚網は「公共交通システムが不完全」、「白タクに対する刑罰が軽すぎる」などの理由から白タク被害が減らないと指摘している。
そんな中国で最近、あるインターネット・ユーザーがネット掲示板に、中国と日本での経験から両国の差を感じたと紹介するスレッドを立ちあげた。書き込みの内容は以下のようなものだった。
昨日、東京から上海に戻ってきた息子が、飛行機着陸から1時間後、怒った様子で電話してきた。「友達もいないし土地勘もない日本ではそんなことがなかったのに、上海に帰ってきた途端、騙された」と言う。
息子は空港で客引きに勧められて、白タクに乗ってしまった。列車の切符を買っていたので駅に行こうとしたが、白タクは駅で停まらず、「停まって」と言っても走り続けた。結局列車に乗り遅れ、駅で夜を明かして翌朝の列車で帰ることにしたという。
一方、日本ではこんなことがあった。公園でキヤノンのデジタル一眼レフカメラを失くしたが、気が付いたのは翌日だった。警察に電話すると、公園のコンビニエンスストアにそのカメラがあるというので、受け取りに行った。中国の公園でカメラを失くして、無事に戻ってくることがあるだろうか?
この書き込みにほかのネットユーザーたちが寄せたコメントを拾ってみた。
「それは別に普通。天国と地獄の違いだ」
「中国だったらトイレットペーパーを失くしても戻ってこない」
「日本がとても清潔だというのは、国民の習慣と関係があると思う。日本人のマナーがいいというのは、教育と関係があると思う。落し物を見つけたら、落とし主を待たずにさらっと届けて帰るって、どんな教育をしてるんだ? コンビニの店員や店主がネコババしなかったのもすごい。軍国主義は悪いものだが、民度は本物だと思う」
「先日空港に見送りに行った時、国際ターミナルのタクシー乗り場で待っていたら、わずか数分間のうちに空港スタッフと乗客の殴り合いを2カ所で見た」
日本ではこんなことなかった!・・と帰国した息子が怒って電話、上海の空港での出来事に中国ネットは「それは別に…」
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