韓国・朝鮮日報の13日の報道によると、7日に亡くなった韓国のアイドルグループ、レディースコードのメンバー、クォン・リセさんは、在日韓国人4世という出自などが原因でネット上での中傷に苦しんでいたという。
記事によると、リセさんが福島県で生まれ育ったことから「日本女」と呼ばれるだけでなく、「リセさんに関するニュース記事のコメント欄には、とても口にできないような悪口があふれていた」という。
また、日本で朝鮮総連系の朝鮮学校に通った経歴も攻撃の的になった。「アカ(共産主義者)」などの悪口が浴びせられたほか、「北朝鮮応援団に似ている」といったコメントもあったという。
さらに、リセさんの死後にも「LADIES’ CODEではなく、LADY DEATH CODE」「死ぬ1週間前にサインをもらったが、いくらぐらいになるか」といった心無いコメントが寄せられたという。
リセさんは生前、そんな韓国のネット社会に正面から向き合っていた。昨年9月6日には、韓国の国会で行われたイベントで、自分に対する悪質なコメントを自ら読み上げ、アンチコミュニティーサイトや悪質なコメントをやめるように訴えていた。韓国に対する思いも強く、「歌手になるならば、韓国でデビューしたかった。これといった理由はないが、いつも韓国に憧れていた。日本に進出するとしても韓国人として、韓国を知ってもらうために貢献したい」と語っていたという。
こうした報道に対し、韓国ネットユーザーは多くのコメントを寄せている。一部を紹介しよう。
「こんな聡明な子が先に逝くなんて。神様はいない」
「夢を果たすため外国へ渡った愛しい娘が、もう触れることも話すこともできずモノクロ写真となって自分達のもとへ…ご遺族の悲しみはいかばかりか…」
「在日同胞4世だとか…韓国との長くない縁がこんなかたちになってしまって、残念でなりません。ご両親のもとで安らかに…」
「悪意のあるデマはやめろ」
「悪意のこもったデマが、ご家族にどれほどの傷を負わせただろう」
「日本に行くんだね…でも家族と一緒が楽だものね。リセ、さようなら。あっちでは痛みのない、幸せな日々を…」
「ああ、リセのお母さん、リセは良い所へ旅立ったはずです。もっとずっと一緒に過ごしたかったけど、残念です。悲しみ残された者にあると言いますが、それでもお体には気を付けてくださいね」
「キャンディーのような姿を思い出して、私も踏ん張って一生懸命生きていくよ。頻繁に会いに行くと約束はできないけど、日本に行ったら必ず会いにいくから。リセ、お父さんのもとで、幸せに」
「リセ、君に出会えて有難く、幸せだった。あっちでは安らかに、幸せに。忘れないよ、愛してる」
「夢を抱いて海を渡り苦労を重ねてやっとチームの知名度が上がってきたときに、余りにも残念です。リセさん、どうかよい所へ旅立ってください」
「22、23歳の最も輝く年頃なのに、無念、残念だ。 誰よりも美しく輝けるはずだったのに!」「何もしてやれない…忘れないこと以外は」
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