2014年8月25日、中国のインターネット上に、日本の花火大会を体験した中国人女性の体験談が掲載された。以下はその内容。
春は桜、秋は紅葉、冬は雪の中での温泉。多くの中国人は、日本の四季の中で夏だけは特徴がないと思っているかもしれない。しかし、実際は夏こそ、日本の文化活動が最も豊富な季節なのだ。
花火大会は日本人にとって夏の一大イベントであり、毎年、日本各地で行われている。花火大会には男性も女性も浴衣で行くのが恒例となっている。日本の女の子にとって浴衣を着て恋人と花火大会に行くことは、一生の間に一度は経験しておきたいイベントなのだという。花火大会当日に男女が手を取り合って歩く姿は、花火と同じくらい美しいと感じた。
和服とは本当に形容しがたい服装だ。多くの和服には花の模様があしらわれており、全身に生花をまとっているかのようだ。肌は覆われているが、そこはかとなく女性の色気が醸し出される。
私たちはプロの着付師に浴衣を着せてもらった。腰には4層ほどの帯を巻いたが、きちんとした和服の場合、10層にもなるそうだ。実際に浴衣を着て歩いてみると、日本人女性のように小股になってしまう。自分で自分の足を引っかけてしまいそうだ。和服とはなんて堅苦しいものだろう。どうりで昔の日本人女性がおとなしくて素直だったわけだと納得した。
会場周辺は黒山の人だかりだった。若者はみな着飾り、家族は地面にビニールシートを敷いて場所取りをしている。日本人が花火をこんなにも愛しているとは、正直、意外だった。ついでに言うと、会場へ向かう途中の地下鉄は、私が経験した中で最も混んだ電車だった。私は息も絶え絶えになったが、もっとかわいそうなのは大人の腰に挟まれていた娘。「もう少しで息が止まるところだった」と話していた。
花火はとてもきれいだったが、三脚を持っていなかったため、いい写真はあまり撮れなかった。花火大会が終わった会場をつぶさに観察したが、ごみはほとんど落ちていなかった。みんなが自発的にごみを臨時のごみ収集所に持って行ったためだ。私はこのとき、日本人の清潔さと意識の高さに非常に驚嘆した。しかし、その後の数日間、私は毎日日本人のそれに驚かされ続けることになるのだった。
中国人女性が浴衣を着てみて納得!「どうりで昔の日本人女性がおとなしくて素直だったわけだ」―中国ネット
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