中国紙・東南早報によると、福建省晋江市で25日、銀行で偽札の預金を拒まれた男性が「権利侵害だ」として警察に通報する騒ぎがあった。記事によると、男性は「規定で偽札は受け取れない」という銀行員の説明に納得できずに警察に通報、駆け付けた警察官の説得でようやくおさまったという。中国では多くの偽札が流通しているせいか、記事は末尾に「銀行の偽札認定に異議がある市民は、3日以内に中国人民銀行の支店かその委託を受けた機関で鑑定を受けることができる」という銀行の説明を加えている。
そんな中国のあるブロガーが最近、日本を旅行した際の感想をつづった文章を公開した。日本社会の安全性や信頼度について分析している。内容は以下のようなものだった。
日本はアジアの中で犯罪率が最も低い国だ。『名探偵コナン』に出てくる殺人事件はフィクションだから、信じないように。日本は貧富の格差が小さく、社会保障が整っている。規則と信頼を大事にし、人々はみな、地道に働いている。「一晩にして金持ちになってやろう」という気持ちを持たないので、犯罪率は非常に低い。
東京の街中で、ある人がオートバイの座席にキーを置きっぱなしにしているのを見かけた。スーパーマーケットに入る時にも、万引きを疑われないように手荷物を預ける必要がない。私服警官も監視カメラも見当たらないし、民家の窓には防犯のための鉄の柵がない。観光客は荷物をホテルのロビーに置いて、安心して朝食に行ける。
中国国内では100元(約1690円)の札を使う時、店員が必ず偽札でないかどうかを丁寧に調べる。しかし日本では1万円でも店員がさらりと受け取り、すぐに恭しくお釣りを渡してくれる。こうした信頼度は、中国では信じられないものだ。
日本人は「日本に来た人が日本のお金を使っているのだから、私はあなたを尊重し、信じます」という考えを持っている。
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