当時の服装や家屋、使用する武器などの時代考証を忠実に行い、日本兵のセリフはすべて日本語などリアリティーを追求したといわれている「二炮手」には、素手で日本兵を引き裂くような荒唐無稽さはない。だが、ストーリーは「親兄弟や仲間、上司を日本人に虐殺された若者が八路軍に参加し、日本軍と戦い、最後には勝利する」というおなじみのものだ。
ここ数年、「SF映画かアニメのようだ」と批判される抗日ドラマが多かっただけに、現実味を帯びた「二炮手」は多くの視聴者の心をつかんだ。ドラマの放送時間になると、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)は「二炮手」に関する書き込みでいっぱいになる。そのほとんどがドラマに登場する日本兵への怨嗟の声だ。
「日本人が憎い」
「なんてひどいことを!」
「もう日本人なんか見たくない!」
というコメントが殺到するなか、あるユーザーは
「親戚の6歳になる女の子に『米国人にもロシア人にも良い人はいるよね。でも日本人は悪いやつばっかり!だってテレビで毎日中国人を殺してるもん!』と言われて、言葉が出なかった」
と書き込んでいたのが印象的だった。
http://www.recordchina.co.jp/a100590.html
0 件のコメント:
コメントを投稿